帯広最終日の朝ルーティン|温泉と洗濯と仕事で始まる帰る日

帯広の理髪館ブルーの外観。北海道最終日の朝、出発前の拠点となった建物

北海道から帰る日ほど、やることが多い。

のんびり空港へ向かうだけの日、ではない。
むしろ最終日こそ、細かな用事がいくつも積み重なる。

身体を整え、洗濯を終わらせ、車を返す準備をして、最後の買い物をして、給油もする。
しかもその合間に、仕事まで差し込んでくる。

晴天の朝であった。
6時に起きて、コーヒーを飲み、6時半に出発した。

車を停めさせてもらっている理髪館ブルーを出る。
この場所は、帯広での拠点のひとつになりつつある。
髪を切る場所であり、車を置かせてもらう場所であり、帰る日の起点にもなる。
旅先でこういう場所があるのは、少し不思議で、ありがたい。

まず向かったのは鳳乃舞温泉である。
身体が「もう一回整えとけ」と言ってくる。

最終日は移動が待っているから、朝の温泉が妙に効く。
7時すぎに到着し、サウナは1回だけにした。
最後だから何セットも入るというより、軽く整えて、今日の動きを始めるための1回である。

温泉のあと、今回最後の洗濯を回した。
ここで毎回思うのだが、温泉と洗濯と仕事が同じ画面に並んでいる時点で、これはもう旅というより生活である。
観光地を巡る旅とは少し違う。

朝風呂に入り、コインランドリーの回転を見ながら、パソコンを開いて記事を仕上げる。
そのリズムが、いまの自分の北海道の過ごし方になってきた。

洗濯が回っている間に、クレセント出版の発刊報告の記事をアップし、ボスブログも更新した。
旅先で仕事をする、というより、生活の延長に仕事がある感じである。

温泉施設の休憩スペースで開いたノートパソコン。洗濯待ちの間に仕事をしている様子
温泉と洗濯と仕事が同じ画面に並ぶ朝。旅先というより、もうひとつの生活拠点のような時間であった。

仕事のために旅を止めるのではなく、旅の流れの中に仕事が混ざっている。
それがよいのかどうかは分からないが、少なくとも自分にはこの形がしっくりきている。

9時10分、温泉を出た。
次に寄るのはセイコーマートである。

こういう「最後のセコマ」は、もはや小さな儀式である。
帰る前にもう一度だけ寄っておきたい。

特別な買い物をするわけではなくても、最後に立ち寄ることで、その旅がきちんと締まる感じがある。
北海道に来た証明というほど大げさではないが、自分の中ではちゃんと意味のある立ち寄りである。

そのあと、9時50分にいつものホクレンで給油した。
これもまた、帰る日の締め作業のひとつである。

旅の終盤になると、行動のすべてが「締め」に変わる。
・温泉も締め。
・洗濯も締め。
・セコマも締め。
・給油も締め。
ひとつひとつは小さな用事なのに、全部合わせると、最終日の朝は案外忙しい。

たぶん、旅というものは移動そのものより、こういう細かな段取りでできている。
行く前の準備と、帰る前の整え。

そのあいだに景色や食事や出来事が挟まっている。
だから帰る日は、ただ終わる日ではなくて、いろいろなものを元に戻す日でもあるのだと思う。

北海道の最終日の朝は、温泉と洗濯と仕事でできている。
そこにセコマと給油が加わる。

観光パンフレットには載らないが、自分にとってはこういう時間こそ、北海道の手触りになってきた。

帰る日ほど、やることが多い。

でも、その忙しさがあるからこそ、この場所がただの旅先ではなく、少し生活に近い場所になってきたのかもしれない。

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