【北海道#16-4】くったり温泉と鹿追の夜——「洗濯と冬支度と、温泉コワーキングの二刀流」の巻

くったり湖畔にそびえるカムイロキの絶壁。神が座る場所とされてきた岩壁が、静かな水面の向こうに立ち上がっている。
なりさん

洗濯と冬支度から始まった北海道4日目。くったり温泉レイクインで温泉とノマドワークを両立し、カムイロキの絶壁に立ち、夜は道の駅で静かな居酒屋車中泊。

2025年秋の北海道車中泊の旅(Part16)4日目:2025/10/09

昨夜の居酒屋車中泊の余韻が残ったままの朝

6時、道の駅おとふけで目が覚める。
外はまだ暗い。昨夜の居酒屋車中泊の余韻が、体のどこかに残ったままの朝だ。

セブン-イレブンでコーヒーを買い、ついでに帯広市内の燃えるゴミ袋をレジへ。
すると、これだけ現金払いだと言われる。

「なんで?」

後で調べてみると、コーヒーは利益商品、ゴミ袋は公共料金扱いらしい。
旅先のコンビニで、こんな細かい仕組みに気づく瞬間が妙におもしろい。

洗濯と冬支度の朝

7時、拠点に戻って洗濯機を回す。
待ち時間に洗濯屋本舗へ移動し、2つに分けて10分ずつ乾燥。計200円。

その間に、冬用ワイパーへ交換。
北海道の旅は、こういう「冬支度」が少しずつ日常に混ざってくる。

部屋に戻ってもう一度洗濯。
8時半からルミナスフレールで乾燥。電子マネーとクレジットが使える。

「建物だけやなくて、支払い決済も最新やな」

拠点でノートパソコンを開いて請求書を発行して送信し、9時40分に出発。

9時50分、給油。
295kmで19.5L。

オートバックスでナット確認を頼もうとしたら、間違えてタイヤ館に入ってしまった。

「あ、間違えた……」

でもそのままナットの調整を見てもらえた。感謝。

オートバックスではジャンプスターターをチェック。
冬支度は、地味にお金がかかる。

カムイロキの絶壁

11時半、とん田に行こうと思ったが、すでに行列。今日はやめておくことにする。

そのまま拠点近くの「わ〜るど」へ寄ってラーメンをいただく。拠点のシンク周りをセリアで整える。

12時55分、ダイイチのATMで10万円引き出す。
ついでに甘エビ丼を購入。いくらとすじこも入っている。

「買わん理由がないやつやん……」

13時15分、出発。
目指すのは、くったり温泉レイクイン。

一昨夜のスナック「麗」で話題になっていた温泉のひとつ。すすめられたらとりあえず行ってみる。

14時15分、到着。
湖畔にはテントを張っている人がいて、旅の形はいろいろだとあらためて思う。

駐車場から少し歩くと、カムイロキの絶壁が現れる。
アイヌ語で「プッシリガンケ(聳え立つ崖)」。
熊が越年し、神様が座る場所とされてきた聖地だ。

説明板によると、安政5年(1858年)、松浦武四郎が記録を残している。

「安政5年か……ええ名前やな、この崖」

十勝川の侵食でできた絶壁の向こうに、北海道の広い空が広がっている。

レイクイン、温泉とコワーキングの二刀流

入湯料900円、貸タオル100円。
14時40分、温泉へ。サウナと露天風呂で整える。

15時15分、休憩室に移動してノマドワーク開始。
フリーWi-Fiの回線速度は、下り213mbps、上り49.3mbps。

「ちょ、温泉なのにこの回線速度……二刀流やん」

ベトナム4日目の記事と「イキタイ!」のエッセイをアップ。
気づけば17時15分。もう一度湯に浸かる。

18時に外へ出ると、空いっぱいに星が広がっている。

「うわ……久々に、こんな星空見たわ」

駐車場で、昼に買った甘エビ丼を半分食べる。
星空の下で食べる海鮮丼。贅沢というか、なんというか。

「こういう瞬間のために、旅してるんやろな」

本命不在の夜、それでも成立

19時半、道の駅しかおいに到着。
チョウザメのいる道の駅の目の前で、「イキタイ!」のチョウザメ料理のエッセイをアップする。

「まさに現場からの更新やな」

19時40分、焼肉まるよしへ。
黒霧をキープしている店だが、予約で満席。

「なんや、本命不在かい……」

仕方なくセイコーマートへ。
ソラチ、小樽麦酒ピルスナー、サッポロ黒ラベルエクストラシンク、豚丼を調達。

外に出ると、月が丸くて大きい。
気温計は5度。

「まあ、こういう日もあるか」

20時、道の駅しかおいで居酒屋車中泊を始める。
まずはエクストラシンクを一気に流し込む。昆布入りチーズ。

「たまらんわ、これ……」

畜大酒も合わせてみるが、ビールのほうがしっくりくる。
日本酒には、ほたてみみの炙り。
鹿追のそば屋で仕入れたにんにく入り南蛮味噌をのせる。

うまいに決まっている。

豚丼の豚肉だけをつまみに、ソラチと小樽麦酒ピルスナー。
締めは、ご飯に南蛮味噌。

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4日目の終わり

朝は洗濯と冬支度。
昼はカムイロキの絶壁。
午後は、温泉とコワーキングの二刀流。
夜は、本命不在でも成立した居酒屋車中泊。

「今日も、結局いい一日やったな」

そうつぶやいて、シートを倒す。

外は静かで、月は丸く、気温は5度。

こうして、鹿追で迎えた北海道4日目、
2025年10月9日の夜は、静かに更けていった。

ほな、また明日。

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