【北海道#17-6】北海道・開拓の村と帰路——「白米食べ放題、1日4食。ニシン漁の出稼ぎ、めっちゃええやん」

晩秋の十勝平野と、雪をまとい始めた山並みが青空の下に広がる風景
なりさん

帯広で迎えた北海道6日目。開拓の村で出会ったニシン漁の暮らしと白米食べ放題の話、日勝峠の雪景色、帰路のラーメン。2025年11月北海道6日間の旅を振り返る最終日記。

2025年冬の北海道車中泊の旅(Part17)6日目:2025/11/15

4時、拠点で起床。請求書を送信して、もう一度だけ布団に戻る。7時に起きてシャワーを浴び、洗濯。

理髪店ブルーから車を取ってきて、ルミナス・フルールで乾燥機にかける。8時半、帯広を出発。

今日は旅の最終日。向かうは開拓の村。

10時、日勝峠に入る。頂上を超えると一気に雪化粧。

「うわ、こっち側は真っ白やん……」

峠の向こうとこちらで、景色が一気に切り替わる。11月中旬の北海道。季節の境界線が、ちょうどこの峠に引かれているみたいだ。

11時15分に夕張市に入る。12時40分、開拓の村到着。

北海道開拓の村の正面に建つ、赤い屋根と装飾が特徴的な洋風建築の外観
北海道開拓の村の正面入口

今回は写真撮影に集中するため、ボランティアガイドさんは頼まなかった。自分のペースで、建物を一つ一つ見て回る。

青山家の漁場。囲炉裏で話していた2人のうちの1人、ボランティアの方に説明を受ける。

「ここ、雑魚寝やったんですけど、食事は1日4食あったらしいですよ」

「え、4食?」

「そうなんです。白米は食べ放題。東北から3月、4月、5月にニシン漁の出稼ぎに来るんですよ」

「白米食べ放題で1日4食って……それ、めっちゃええやん」

雑魚寝ではあるが、食事の待遇はかなり良かったらしい。出稼ぎに来る人々にとって、白米が食べ放題というのは、相当な魅力だったはずだ。

「でも、雑魚寝かあ……プライバシーはゼロやな」

そう思いながらも、1日4食の白米食べ放題という条件には、妙に強い説得力がある。時代が違えば、これはもう立派な“好条件”だったのかもしれない。

囲炉裏のある漁場建築の内部で、梁から網や道具が吊るされ、畳敷きの雑魚寝スペースが並ぶ様子
ニシン漁の出稼ぎの暮らしが伝わる。

撮影を続ける。冬場は農村部のエリアは通行止めになる道があるので、表通りから行く必要がある。今回は時間がないので、農村群は今度にしよう。

開拓の村食堂に行くと、15時でランチは終了していた。

「あー、終わってもうたか」

軽食のみだったので引き返す。紅昆布飯と豚汁のヤン衆定食というのが気になったが、次回のお楽しみにしておこう。

15時55分に開拓の村を出発。16時半、ガソリン給油。120kmで8L。17時20分、大川原パーキングの3-1の真ん中あたりに停める。

17時43分、新千歳空港の梅光軒でラーメン。初めていただくラーメン。味噌バターコーンラーメンはベーシックな味。

「うん、これ、北海道らしい味やな」

食後、搭乗口のカウンターが空いていたので仕事する。iijmio111GB。どれだけ使うか記録してみた。結局、空港のWi-Fiを使う。もちろんVPN利用は必須。歴史の実生活を2本アップする。

18時53分、搭乗開始。定刻通りに出発。機内でメモの整理をする。

窓の外、北海道の夜景が遠ざかっていく。

この6日間、何度も道の駅おとふけで目覚めて、鳳乃舞やそらで朝から仕事をして、鹿追でチョウザメを食べて、スナック麗で地元の人たちと語り合って、幕別ふるさと館できまま小屋を見て、ジオパークビジターセンターで福原創業の地を知って、じゅうじゅうでタンを食べた。

「いやあ、濃かったなあ……」

機内で、そうつぶやく。

外は静かだが、胸の内側では、開拓の村の囲炉裏の煙と、ニシン漁の出稼ぎの話と、日勝峠の雪景色と、梅光軒の味噌バターコーンラーメンが、まだざわざわと混ざり合っている。

こうして、北海道の旅、2025年11月10日から15日までの6日間は、幕を閉じるのである。

ほな、また次回!


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