4月6日の夜、帯広に着いてダイイチへ立ち寄った。
そのとき何気なく手に取ったのが、ブラックニッカハイボール クリアだった。北海道っぽいなと思って買った1本である。
それから数日後の4月11日、もう一度同じ売り場を見に行くと、なんだかキャンペーンっぽい陳列になっていて、ステッカーも付いていた。あれ、これそんな商品やったんかなと思って調べてみたら、2026年4月7日新発売らしい。しかも、札幌のランドマークみたいになっているあの看板の顔も、今回のタッチに変わるらしいと知った。

そういえば発売日初日に買ってた? いや、北海道の初日の夜に買った記憶があるぞ。となると4月6日か。写真のタイムスタンプを確認し、その日のレシートを見たら「BKニッカクリアハイボ」と記録されていた。
つまり自分は、新発売と知る前に、その前日の夜にもう買っていたことになる。
別にスクープでも何でもない。
狙って先行で手に入れたわけでもない。
帯広に着いた夜、スーパーで何気なく選んだ缶ハイボールが、あとから小さな話になった。それだけである。
でも、こういうのがちょっといい。
何かを取りにいって手に入れた話ではなく、何気ない買い物があとから小さなストーリーになる。答え合わせをしているのが、写真のタイムスタンプとレシートというのも、いかにも生活の続きっぽい。
狙いにいったわけでもなく、たまたま前日に手にしていた。
ただそれだけの話なのに、少しうれしい。
人は案外、こういうどうでもいい偶然でも、ちゃんと幸せになれる。

