【北海道#19-8】帯広で3連泊してみたら、旅より先に仕事が整った日

タリアッテレ。ホワイトソースに、ポルチーニ茸と生ハム、海老

2026年春の北海道車中泊の旅(Part19)8日目:2026/04/13

十勝に月1くらいで通うようになって、もう2年以上になる。

それでも今回の帯広は、少しだけ勝手が違った。

2026年4月13日。十勝ガーデンズホテルで迎えた月曜日の朝である。

5時に起床し、大浴場へ向かう。テレビではマスターズ2026最終日が流れていた。北海道のホテルの朝風呂で、ゴルフのメジャー大会の最終日を見る。情報だけ並べると少し豪華だが、実際の自分は、湯に浸かりながらぼんやり目を覚ましていただけである。

部屋に戻って、6時半からWGの記事を書く。8時15分にいったん区切り、8時45分から再開。今回はネタがかなり溜まっていたので、午前中は整理にあてるつもりだった。

9時を回るとLINEやメールが賑やかになってくる。北海道にいながらも、「ああ、月曜日の朝やな」と分かる。旅先にいるのに、生活のリズムだけは容赦なく本州から届いてくる。

ただ、この日はいつもと決定的に違うことがあった。

3連泊すると、旅の判断がごっそり消える

15日まで連泊していたので、チェックアウトを気にしなくていい。

これが思っていた以上に大きかった。

何時までに出るか。
荷物をどうするか。
次はどこへ行くか。
どこで作業するか。

そういう細かい判断がごっそり消えると、そのまま仕事に入れる。数字には出にくいが、この差はかなり大きい。宿を取ったというより、集中できる環境を先に確保した、という感覚に近かった。

ホテルの3連泊は自分にとって初めてのパターンだったが、これはなかなか良い。いや、良いというより危険かもしれない。一度この快適さを知ると、「今日はどこで時間を潰そうか」と考える旅に戻れなくなる。

昼は鴨川で豚丼、戻ってまた仕事

鴨川の外観

11時に街へ出る。

11時20分に鴨川で、ビールとバラとロースの豚丼醤油を注文。1950円だった。

昼からビールを飲んでいる時点で、あまり「仕事が整った日」という見出しと整合性が取れていない気もするが、帯広にいるとそのへんの帳尻は豚丼が合わせてくれる。

鴨川の豚丼

12時にホテルへ戻る。

30分昼寝をして、14時までにWGを4本仕上げる。ここがまた、この日の面白いところだった。外で豚丼を食べて、部屋に戻って昼寝して、起きて記事を4本仕上げる。

自由業のようでもあり、合宿のようでもあり、ちょっとだけ自堕落さを高性能にしたような時間割でもある。

14時10分にはまたホテルの温泉へ。

この自由な立ち回りが、十勝ガーデンズホテルを選んだ大きな理由だった。

月曜日の帯広駅前は、思った以上に静かだった

午後の帯広駅前は静かだった。

月曜日なので、店が開いていないのはもちろんある。ただ、それ以上に人通りそのものが少ない。

観光地の賑わいとは違う、平日の地方都市の落ち着きがある。派手さはない。でも、通うようになると、こういう静けさのほうが記憶に残る。旅のハイライトというより、土地の地肌に近い感じがするからだ。

記事を3本アップし、経済動画もアップする。

こうして書くと完全に仕事の日だが、途中に温泉と豚丼と昼寝が挟まっているので、一般的な月曜日とは少しだけ運用方針が違う。

息子のバイト先へ歩いて向かう時間まで、気分が良かった

16時53分、ホテルを出る。

歩いて、息子がバイトしている店へ向かう。

緑ヶ丘公園

緑ヶ丘公園に沿って南へ下っていく道は、夕方の空気もやわらかくて、ただ店に向かっているだけなのに少し気分がいい。目的地がある散歩は、それだけで少し機嫌が良くなる。

17時35分に到着。

ただ、少し早かったので、そのまま近くをぐるっとひと回りした。こういう微妙な待ち時間は、知らない町では妙に旅っぽい。何か名所を見るわけでもないのに、「今、自分は旅先にいるな」と思える時間である。

17時45分、店へ入る。

息子がオーダーを取りに来る店で飲むのは、少し不思議だった

席につくと、息子がオーダーを聞きにくる。

この時点で、なんだか少し面白い。家族として会うのとは違って、店員と客という役割が一枚挟まるからだ。

頼んだのは、ビールとワイン。

料理はタリアッテレ。ホワイトソースにポルチーニ茸、生ハム、海老。さらに4種のピザも注文した。

ピザ

どれもおいしかったのだが、それ以上に印象に残ったのは、食事をしながらオーナーを紹介してもらったことだった。こういう場面は、旅先でふらっと入った店ではなかなか起きない。土地との距離が少し縮まった感じがする。

ホテルの目の前の店が、ここでつながるとは思わなかった

そこで聞いた話がまた面白かった。

帯広駅前にも系列店があるという。1杯無料のドリンク券までいただいた。

そして、その店の場所を聞いて驚いた。

なんと、今泊まっているホテルの真ん前だった。

こんなことあるんやなと思う。

旅先では、遠くへ行った先で何かに出会うこともある。でも実際には、こういう「目の前にあったのに、あとから意味がつながる偶然」のほうが、妙に記憶に残る。

帯広の夜が、また少し近くなった気がした。

ホテルに戻ってまた温泉へ。こういう贅沢がいちばん効く

19時に店を出る。

寒い中を3km歩いてホテルへ戻る。19時40分に到着し、温泉に入って体を温める。

そのあと、経済動画の編集。

この流れがまた良かった。食事をして、歩いて、温泉に入って、また仕事に戻る。派手ではないが、妙に満たされる。

しかも本来なら、ここからホテル前の店にもう一度行くという選択肢まである。

寒い中を歩いて戻って、温泉で体を温めてから、またホテルの前の店に飲みに行く。

そんな贅沢があるのかと思う。

派手な観光ではない。

でも、こういう土地との噛み合い方こそ、今の自分にはいちばん豊かに感じる。

旅というより、帯広に自分のリズムができてきた

この日は、そのまま寝てしまった。

食べすぎで25時に目が覚めたのは余計だったが、それも含めて妙に生活っぽい一日だった。

11時半にはビールと豚丼。

18時にはビール、ワイン、パスタ、ピザ、デザート。

こうして並べると、まあ、食べている。

だが、それ以上にこの日に残ったのは、「帯広でどう過ごすと自分がいちばん自然か」が、少しずつ分かってきた感覚だった。

旅先で毎回新しい景色を探すより、同じ町で自分のリズムが育っていくほうが面白い時期がある。

この日の帯広は、まさにそんな一日だった。

ほま、また明日。

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