【北海道#17-4】北海道・カラマツの黄金と鹿追の地層——「福原さん、ここが起点やったんや!」

十勝のカラマツ並木が黄金色に染まる、まっすぐ伸びる秋の道路風景
なりさん

十勝のカラマツが黄金に染まる朝。温泉で仕事、雨上がりの虹、鹿追ジオパークで知る福原創業の地。風景と地層と記憶が重なる一日の旅ログ。

2025年冬の北海道車中泊の旅(Part17)4日目:2025/11/13

6時半、帯広の拠点で起床。昨夜はブルーの駐車場に車を停めさせてもらった。店主が「営業時間外なら使っていい」と言ってくれた場所だ。こういう「顔なじみの場所」が一つでもあると、旅の拠点感が出てくる。

6時40分に出発。フロントガラスに霜がついていた。

「車中泊してたら、もっとえらいことになってたやろな」

畜大近くのローソンでホットコーヒー。ここのローソンも久々だ。初期は毎日のように通ってお世話になっていた店。十勝エアポートスパそらに向かう。気温マイナス3度。

道中、カラマツの木が黄金色に輝いている。

「うわ、綺麗やな……」

あまりにも目に残る色で、気になって少し調べてみた。カラマツは明治の開拓時に植林されたそうで、冬でも育ち、成長も早いらしい。鉄道の枕木などにも使われていたという。7月は小麦の黄金、11月はカラマツの黄金。十勝の季節は、色で教えてくれる。

7時30分、十勝エアポートスパそらに到着。ニフティ温泉で買ったチケットで入場。サウナ2回。ここのサウナの発汗作用はすごい。セルフローリュー。ええ天気で、整え時の露天風呂も気持ちいい。

8時半に温泉から出て仕事開始。鹿追の「風景の牛乳」500mlを購入する。本日割引で、500円が360円になっていた。休憩所を見ると、パソコンを開いて仕事をしている人がいた。

休憩所でノマドワーク

「同じ使い方をする人、初めて見たわ」

今回、3回目にして初めて。歴史の実生活の各ページに参照リンクをつける。橋の種類タグづけ。晴れていたのに、12時から雨が降ってきた。

12時40分に出る。道の駅なかさつないに行く。道中で雨上がりの虹を見る。

「美しい……」

雨上がりの十勝平野にかかる淡い虹と、カラマツ林の風景

もちろんカメラにおさめる。12時55分に道の駅なかさつない到着。サルバトーレでお気に入りの小肉串を食べようと思っていたのに、定休日で閉まっていた。

「なんや、残念……」

鹿追に向かうことにする。道中で平山旅館のホームページを見ると満室だったが、ダメ元で電話してみた。

1名宿泊可能だった!

「キャンセル出たかな? この寒い夜空で宿泊取れたの、でかいわ」

これで、今夜は鹿追で飲める。

14時50分、鹿追ジオパークビジターセンター到着。Fさんに説明してもらう。プロジェクトマッピングで、何万年前からの土地の成り立ちを表現している。

「うわ、これ、めっちゃわかりやすいやん!」

北米プレートの動きで日高山脈ができた話を聞く。ただ、いい話ばかりではなく、北海道石の盗掘で困っているという現実の話も出てきた。特にロープなどで立入禁止にしているので、景観もあまりよろしくないが仕方ないという。また、ナキウサギの撮影でコケが踏まれてエサが少なくなっている話も。

紫外線ライトで蛍光発光する北海道石の標本展示。紫色の照明の中で複数の試料が並ぶ。
紫外線下で発光する北海道石。肉眼では見えない色の層が浮かび上がる。

そして、資料を見ていて、ある展示に目が釘付けになった。

展示を見ていると、スーパー「福原」の創業の地が鹿追だったことがわかった。

「うわ! ここやったんか!」

スナック麗で聞いた福原家の話。帯広でよく見るスーパー。そして福原記念美術館。すべてがここから始まっていた。

スーパーフクハラ操業の地

表に出たら、すごい土砂降りの大雨。雷も鳴っている。16時に出発。16時20分に平山旅館到着。雷が鳴り続けている。2階の部屋でWGの会津若松のまとめページを作る。歴史の実生活をブログ村に登録。

18時40分に旅館を出て、びっくり寿司へ。弟さんが俺のことを覚えていなかったので、名刺を渡す。

ところが、よくよく話してみると、俺のほうも弟さんをお兄さんと勘違いして話していた。

「あれ、どっちがどっちやったっけ……」

お兄さんの名刺をいただいた。信用金庫の支店長も来られて名刺交換させてもらう。

刺盛り、日本酒、ヒレ酒、チョウザメのルイベ。びっくり寿司で10000円。

チョウザメのひれ酒とチョウザメの刺身

22時、スナック麗へ。大阪出身だというと、日本ワイドクロスを知ってるかと聞かれた。すいません、、、存じ上げませんでした。お客さんの子が再来週に大阪に遊びに行くらしい。帯広からわざわざ大阪まで、、、。

25時に帰る。3800円。25時10分に旅館到着。

やや飲みすぎたが、今日一日の充実感が胸に満ちている。

朝、カラマツの黄金色の道を走ったこと。

十勝エアポートスパそらで同じようにパソコンを開く人を見たこと。

雨上がりの虹。

ジオパークビジターセンターで見た、福原創業の地の資料。

びっくり寿司で、兄弟を取り違えた自分。

スナック麗で、大阪と鹿追をつなぐ話。

「いやあ、濃いな……」

外は静かだが、胸の内側では、カラマツの黄金と、プロジェクトマッピングの地層と、チョウザメのルイベと、福原創業の地の看板が、まだざわざわと混ざり合っている。

こうして、鹿追で迎えた北海道4日目、2025年11月13日の夜は、更けていくのである。

ほな、また明日。

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